に見入る。今回の人物は宮内寿和という大工棟梁。
俺って、なんで家造りに興味があるんだろ。
車が欲しいとか、そういう男っぽい欲求って一切ないんだけど、自分の好みやアイディアが詰まった家を建てたいって夢は漠然とある。
そういうのを形にしたいってだけで、そこに住むかどうかは結構どうでもいいんだけどね。まぁ住むけど。
雑誌「Pen」の建築特集とか必ず買うし、どういう家にするかとか考えてるだけで楽しい。
俺の父親は材木会社やってから建築会社やってた人で、確かに建築ってのは身近だったけど、だからっつって子供のころに「家造りって素敵」って思った覚えはない。そう思ってたらそっち方面に進んでたはずだしね。
いつのまにか好きになってたんだよな。
でもどういうわけか、一時期よくあったリフォーム番組みたいなものには全然興味がわかなかった。基礎工事からやっていただかないと。
あ、でも、今思い出したけど、子供のころに一番ハマったおもちゃって、男の子ながら「こえだちゃんと木のおうち」だった
