投票へ。消去法なのが悲しいが。
いまさら「おくりびと」見た。
舞台が山形だからなのか知らないけど、人が死んだときの家の風景や空気がやたらリアルに感じた。
山田辰夫さんには泣かされた~
8.31.2009
8.28.2009
8.27.2009
思ひ出
高校生の時、寮にいたことがあったんだけど、そんときのちょっと不思議な話。
最初2人部屋にアイウエオ順に振り分けられてルームメイトが決まるんだけど、けっこう自由な寮だったので、しばらくしたら移動も出来た。
いくつかの移動があって、2人部屋に1人の時もあったりしたんだけど、ある日「大くん」が俺のところに移ってきてもいいかと訪ねてきた。
よく知らない奴で、まぁ後に最悪な奴だってことがわかるんだけど、それは今回の話とは全然関係ないのでひとまず置いておいて… 一人ってのもつまんないかなと思って承諾した。
当初、大くんは元々ルームメイトだった「マツくん」の体臭が原因で俺のところに移ってきた、なんて言ってたんだけど、後にもう一つ理由があることが分かった。
それはマツくんの超能力だという。
マツくんは背がデカくて、デブではないけどゆるい体をしていて、話し方も動き方ものんびりした奴だった。
運動も勉強もイマイチだったけど、なんとなくみんなから愛される雰囲気を持っていた。
大くんが言うには、マツくんはコインを投げて表裏を当てるゲームを100%言い当てるんだそうだ。
そして、寮に一つある電話のベルが鳴った瞬間に、それが誰への電話か分かるらしい。
ある夜、大くんがゴルフをしている夢を見ていて、目を覚ますとマツくんがシクシク泣いていた。
大くんが話しかけるとマツくんは「ゴルフコースのグリーンが…」と言い出した。
大くんが驚くとマツくんは「こんな自分が嫌だ」と言って泣き続けた。
そんなことが怖くて、大くんは部屋を出ようと思ったらしい。
びっくりする話だったけど、話の雰囲気からしてマツくんに興味本位で真偽を確かめられるような感じでもなかったので、時が経つにつれてなんとなくそんなことも忘れていった。
そして、年度末。
うちの寮はテレビ部屋があって、そこにあるビデオデッキは毎年買い替えるのが伝統だった。
年の最初に希望者がお金を出しあってビデオデッキを買って、年の最後にお金を出した人たちがくじを引いて、当たった人がもらえるということを毎年やっていた。
すっかり忘れていたけど、どうやら俺も金を出していたようで、くじを引くことになった。
みんなが廊下に集まって賑わっていて、俺の隣に大くん、向かいにはマツくんが座っていた。
大くんがマツくんに「誰に当たると思う?」と聞いた。
マツくんは「コウキ」と俺を指さした。
番号が発表されて、みんなが「誰?誰?」とワイワイ盛り上がっていたけど、もちろん当たったのは俺だった。
驚くことが二つあったのでポカーンとしてしまって、そういやそんな能力あったって言ってたな、とそこで思い出していた。
ビデオデッキは500円で人に売りました。
最初2人部屋にアイウエオ順に振り分けられてルームメイトが決まるんだけど、けっこう自由な寮だったので、しばらくしたら移動も出来た。
いくつかの移動があって、2人部屋に1人の時もあったりしたんだけど、ある日「大くん」が俺のところに移ってきてもいいかと訪ねてきた。
よく知らない奴で、まぁ後に最悪な奴だってことがわかるんだけど、それは今回の話とは全然関係ないのでひとまず置いておいて… 一人ってのもつまんないかなと思って承諾した。
当初、大くんは元々ルームメイトだった「マツくん」の体臭が原因で俺のところに移ってきた、なんて言ってたんだけど、後にもう一つ理由があることが分かった。
それはマツくんの超能力だという。
マツくんは背がデカくて、デブではないけどゆるい体をしていて、話し方も動き方ものんびりした奴だった。
運動も勉強もイマイチだったけど、なんとなくみんなから愛される雰囲気を持っていた。
大くんが言うには、マツくんはコインを投げて表裏を当てるゲームを100%言い当てるんだそうだ。
そして、寮に一つある電話のベルが鳴った瞬間に、それが誰への電話か分かるらしい。
ある夜、大くんがゴルフをしている夢を見ていて、目を覚ますとマツくんがシクシク泣いていた。
大くんが話しかけるとマツくんは「ゴルフコースのグリーンが…」と言い出した。
大くんが驚くとマツくんは「こんな自分が嫌だ」と言って泣き続けた。
そんなことが怖くて、大くんは部屋を出ようと思ったらしい。
びっくりする話だったけど、話の雰囲気からしてマツくんに興味本位で真偽を確かめられるような感じでもなかったので、時が経つにつれてなんとなくそんなことも忘れていった。
そして、年度末。
うちの寮はテレビ部屋があって、そこにあるビデオデッキは毎年買い替えるのが伝統だった。
年の最初に希望者がお金を出しあってビデオデッキを買って、年の最後にお金を出した人たちがくじを引いて、当たった人がもらえるということを毎年やっていた。
すっかり忘れていたけど、どうやら俺も金を出していたようで、くじを引くことになった。
みんなが廊下に集まって賑わっていて、俺の隣に大くん、向かいにはマツくんが座っていた。
大くんがマツくんに「誰に当たると思う?」と聞いた。
マツくんは「コウキ」と俺を指さした。
番号が発表されて、みんなが「誰?誰?」とワイワイ盛り上がっていたけど、もちろん当たったのは俺だった。
驚くことが二つあったのでポカーンとしてしまって、そういやそんな能力あったって言ってたな、とそこで思い出していた。
ビデオデッキは500円で人に売りました。
8.26.2009
8.25.2009
8.19.2009
8.17.2009
8.12.2009
全てにおいて、いろんな意味で、絶妙
全部通して見られたあなたは気長な人です。
ちょっと前、ピクニックの予定が新宿のど真ん中の公園での深~い飲みになって大変な目にあったことがあったんだけど、その時の友人がやはりピクニックがしたいと言い出し、先日、彼のガールフレンドと3人で砧公園に行ってきた。
落ち着いて考えてみると、こんな季節にピクニックってするもんなのか?
で、蒸し暑い中ビールを飲んでいたら、ほんの30分くらいでスコール。
木の下へ逃げこんで、やっと3人入れるくらいのサンシェイドに上半身だけ詰め込んでギャーギャー言いながら過ぎ去るのを待った。
当然ながらビチョビチョで強制終了。
でもなんだかスゲー盛り上がったので良かったような気もする。涼しくなったし。
結局その後は、三茶の焼き鳥屋で変な打ち上げみたいなことやった。あー楽し
存在を思い出すと食べたくなる、エンゼルパイ。
8.11.2009
ケミカルはだめよケミカルは
8.06.2009
「おもしろくなかったよ」
と言って、友人が「1Q84」を貸してくれた。
ちょうど読む本がないところだったのでナイスタイミング。
数年前に文学好きの人から「どんなの読むの?」って聞かれて、「三島由紀夫とか、村上春樹とか…?」って言うと「村上春樹はナイでしょ~」みたいなこと言われてた。
どっかで批評家みたいな人が、「村上龍の小説を読むと何かをやりなおしたい気分になるけど、村上春樹のはそうはならないから、村上春樹の書いているものは文学ではない」みたいなことを書いてたこともあった。
そういう人にとっての村上春樹の印象は、ここ数年の国際的な盛り上がりで変わったんだろうか。変わんねぇか。
全然読書家ではない俺にとって、小説を読むときの楽しみというのは、絶妙な「~のような」「~のように」に出会うことだと言ってもいい。そういう意味で三島とか村上春樹はツボなんです。比喩、特に直喩好き。
だから、作品がどうかより、うおっ!と思える直喩が多いとアガりますね。
しかし村上さんも60歳。びっくり。いつのまに?まだ読み終わってないけど、やはりずいぶん作風は変わったなーと思う。
友人はおもしろくなかったらしいけど、けっこう前半でものすごい直喩があったので、お!今回調子いいのか?!と期待してます。それがこれ
「そして多くの蝶が、始めも終わりもない意識の流れを区切る束の間の句読点のように、あちこちに見え隠れしていた。」
だって! くわ~っ
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